アガスティアの葉を検証する旅 2007/2/11

タンジャブールに到着。

ここは、巨大なシヴァ寺院がある。約1000年ほど前、ラージャラージャ(王の中の王という意味の王様)が、
ここに巨大なシヴァ寺院を建てました!
なんと、インドで3番目にでっかい、一つの石で作られたナンディがでで〜んと、鎮座されているお寺です。

その後、マハラジャのサラボジ一家がこの土地を訪れ、どんどんシヴァ寺院巨大にしていきました。
そして、インドに散らばっていた聖者や賢者、そして、その他の人たちが書き残した葉っぱをせっせせっせと集めて、
サラボジ宮殿に集めました。

そのサラボジ宮殿がある場所がタンジャブールなのです。

現在、そのサラボジ宮殿は、サラスワティマハールライブラリー(無料)や、
サラボジさんの収集物見せてあげるよ!(有料で!)という、観光地がございまして、
そこに行って葉が読める人を探してみたのです。

そこでは、なんと、知る人ぞ知る「あのシヴァ博士!」にまず、葉を見ていただいたのです。
しかし、ヨーガに関する葉以外、読むことは出来ませんでした。
そこで、丁度通りがかった「シヴァ博士の先生」を紹介していただいたのです(たぶん、めんどくさいからだと思う・・・。
なんせ、シヴァ博士はお客様が多いらしく忙しいようでした)。

「あのシヴァ博士!の先生!!」は、2007年現在、な〜んと、その道、47年。
ライブラリーの葉っぱのことなら何でもこい!ほんと、いい先生をご紹介していただきました。
その先生に葉を見ていただきました。

すると、この「シヴァ博士!の先生!!」は
「う〜ん、これはスピードライティング(ちゃちゃっと書いた続け文字・英語でいうと筆記筆記タイ)のようなものである」
と、おっしゃるではないか・・・。みやぢはさらにお願いして、
「では、何が書いてあるのですか?」
と、尋ねると、例のHの番号をもつヨーガに関連する葉をまず見て、
「ヨーガ呼吸法などがある。クンダリーニについてである。しかし、これもスピードライティングだから読むのはたいへん。
(先生の余談であるが、それらを行うと健康で年を取ることなく過ごせるとの事。
しかし、先生は忙しいらしくそんな呼吸法をする暇もないらしい・・・)」
そして、他の葉に関しては
「Aの番号の書き出しにはエルディーナーナーディ?と書いてある(その後半は読めず?読まず?・・・)。
Dはシャーストラ(聖典)のようだ(その他の葉は飛ばしていく・・・)。そして、一枚から光の神がなんたらかんたら、、、と書いてある。」
と、言っていた。

どうにかこれらを訳していただけないか、または、これらが読めるであろう人を紹介してほしい!

とお願いしてみるも、
「これを渡したのは誰(どこ)なのだ??そこに持って行って読んでもらうのが一番早い。
他の人間には読むことなど出来ない。これを書いた人間のみが読むことが出来る。
このライブラリーの葉であれば、読めるけど、それは読めない」
(もしきちんとすべてが書いてあるのであり)この先生が訳をしたら3ヶ月はかかってしまうというし、そんな時間はないとの事。
先生いわく
「僕の右に(もちろん上にも左にも)出るものはいない」
らしい。

この先生へのインタビュー後、私は他のスタッフさんたちとしゃべる。
葉を見せるも「これは何語?」などといわれてしまった。カルカッタの古文書研究所から来ていたスタッフさんが、
「僕の先生が25の言語を理解するから、聞いてみたら?」
などと言うが、速記書きしたタミル語?が読める人間を探しているのだ。25の言語はちょっと違うような・・・。
そのスタッフさんたちは、ライブラリーの葉の保存をしている人たちのようで、葉っぱが虫に食べられたり、
古くなってぼろぼろと朽ちないようにしている人たちだった(数日後、マハーバリプラムで再会するのであるが・・・)。
葉の保存だけではなく、マハラジャが残したコレクションの古い本なども修復しているようで、
「日本のティッシュペーパー(ウエットティッシュみたいな感じの紙)を使うんだよ!」
いろいろなことを教えてくれた。

私のおかしなキャラと、今回、連れて行ったスタッフ(スナフキンさん)がよかったのか?
このタンジャブールのライブラリーでもながながいろいろとお伺いする事が出来た。

このライブラリーには、膨大な葉っぱが残っているのも見せてもらったのであるが、
タミル語、カンナダ語、サンスクリット語だけではなく、分かりやすく説明するなら
「サンスクリット語を違う言語で書いたような葉・例:英語を日本語のカタカナで書く。
(マイネームイズミヤヂ)」など、いろいろとあるようであった。そして、それらは読むことが出来るのだそう。????

私の頭に恐ろしい疑問が起こってしまった。気が付いてしまった・・・。

1・そもそも、チェンナイにしてもここ、タンジャブールにしても、このように残されている葉は、
誰が読んでも読むことが出来るのである!
(なぜ、ほとんどのアガスティアの館の葉は読むことが出来ないのであろう?読み上げた当の本人でさえ、
数時間もしたら読めないこともあるのだ!写真だから読めないということは一切ない!
古文書研究所にある葉なら、写真でも読めるのだ!)

2・マハラジャがずっと管理してきた葉が「イギリス人だか、イスラム教の人」だかが、価値が分からず燃やそうとした・・・。
すると、止めてほしいと思ったアガスティアは、シヴァサミーの数世代前の爺さん(V.S.ARUULSHIVA ARUMUGAM)
の夢に出て、「葉を守ってくれ!」と言ったそうで、その爺さん(V.S.ARUULSHIVA ARUMUGAM)は
タンジャブールまで取りに行った・・・ことになっているが、今なお、タンジャブールには大量の葉が残されているではないか!!
現在は、チェンナイやカルカッタ、ポンデチェリーなどにも古文書研究所があって、皆が管理しつつ、
解読に励んでいる!(部外者が持ち出せることはない!。名前はライブラリーであるが、リサーチングセンターである)。

・・・・・。なんてことなんだ!!古文書研究所を渡り歩いているうちに、なんだか真実に近づいてしまったような気がしてきた・・・。

ライブラリーの後
少し時間がありましたので、ティルチィ(ティルチラッパリ)のアガスティアの葉の館に行ってきました。
1章200rsだというのです。安い!しかし、ビデオ片手に「こんにちは〜」とやったのが駄目だったのだろうか?それとも、しつこく
「簡単に見つけるために、私の名前やら誕生日をまず教えてくれ!」
っていうのに同意せず「なんで?」と言って、指紋を押して待っていると、
「君の葉はない。ヴァディスワランコイルにある!そっちに行ってくれ!」
って言われてしまった。たったの200rsで、1時間以上もかけて、日本人のような難しい名前を探し出すのは嫌だったのであろうか???
しかし、本題は葉を開く事ではない。持って来ている「実物の葉」と言うものを読んでもらうことが目的なのだ!

※ここに載せられているインドでの内容は、すべてみやぢ自身によりビデオで撮影され、証拠として記録されています。
その映像を確認しながらUPしています。