アガスティアの葉を検証する旅 2007/2/16

占星学のテレビにご出演なさっているヨウム(仮名)さんは、その地域の「政治家」の鑑定をする予定が入っていた。
しかし、なぜか、わたしもそこにいてよいとの事だったので、混ざっていた。

すると、ヨウムさんは、葉をかばんから取り出し、読み始めた。冒頭あたりでは、みんなが一斉にこっちを見た。なんでだろう???
と思っていると、隣にいた通訳してくれていたお姉ちゃんがなんと、
「ここに、この日本人がいるからこうしてあなたたちは、この場を持つことが出来たんだよ」
と、ヨウムさんが言ったらしい。みなが「へー」という顔で一斉にこちらを見るのである。
その政治家は将来、「インドの大統領」になるとのことを言っていた。・・・・・。
しかし、私から見ると、その政治家は3分に1個の割合で噛みタバコをくちゃくちゃくちゃくちゃ食べては、
ぺっぺっぺっぺとするような悪習を持った人間で、とても関心できるようなタイプではない。
奈良島嬢などは、
「いつもあんなに食べていてどうやって演説なんかするんだ!あんな政治家、見たことない。あんなタイプの人間もはじめてみた」
と、ドライブ中の雑談で爆笑していた。おまけにテレビに出ている占星術師がお寺参りなどの処方をしゃべっていても、
優秀そうなスタッフ(秘書)が熱心に聞くばかり。ま、政治家っていうのはスタッフがよければそれでいいのかな???。

目新しい内容としては、「ヒラリーさんが当選する!」ってことを言っていたことかな。その発言後に、通訳が
「このヨウムさんがしゃべった内容を、他の占星術師が漏れ聞いて同じ事を言うんだよ!」
ってことだったけど、、、、、。すべてを訳してもらったわけじゃないのでなんともいえないが、奈良島嬢から聞いた話しを総合しても、
「なぜ、ガンジーの親族の女性が大統領になれなかったか!」ということを説明していたり、
「過去のこと」や「説得するための説明」が多かったらしい。
また、将来、インド国内でキリスト教とヒンズー教が対立する!とかを言うのであるが、すでに数日前に奈良嶋嬢と移動中に

「タミルにはキリスト教がいっぱいいる。貧しい人をカーストから開放するために、キリスト教の人がお金をあげて改宗させるのだ。
そして、キリスト教を増やして、資金を集めて、ヒンドゥー教と戦おうとしている・・・」

と、世間話でしていたような話しを、このヨウムさんはするのである。
おもわず、奈良嶋嬢には「予言・予知能力がある(笑)!」と思ってしまうほどである。
「過去のことだったら僕でも言える。」
と、一蹴。奈良嶋嬢はみやぢもびっくり?なぐらいのかなりな毒舌なのだ!

ヨウムさんは途中、みやぢについても予言してくれたのであるが、話した内容はちょっとずれてて、、、、。
っていうか、まったくの正反対。すると、
「通訳がまちがって君に伝えたのだ!」
って、言うのである。タミル語を理解できるまわりにいた人たちや、政治家の秘書などは唖然〜〜。
ある秘書の一人は「ヨウムさん、ごまかしてる!」と、こころに浮かんだのが伝わってきた。

途中、休憩みたいのがあって、みやぢは
「私の葉っぱも開いてほしいです〜」
と、言ってみたら、
「まずは占星術から!その次に葉っぱを見てあげよう!」
と、断られた。

そして、また、政治家への読み上げが始まったのであるが、ヨウムさんはみやぢに
「君の財布からどれでもいいから札を取り出して、そのお札にある番号を合計した数字をいいなさい」
と、言ってきた。で、適当に10rsを抜いて合計した。すると、その数字が、秘書の支配星の星の部屋の数、5だかなにかだったために
「ほら、君の支配星を表わしているだろう」
とかなんとか、説明をしていた。?????。そして、また、
「もう一枚、どれでもいいから出しなさい」
と言う事になり、合計すると「3」になった。するとヨウムさんは自分のスタッフの1人を呼び寄せ、
「彼はムスリムの人間である。3と言うのはムスリムの数字であり・・・・・・・(・・・・・以降はタミル語のため理解できず、、、。)」

その後、ヨウムさんはみやぢにいろいろな質問をしてきた。
その質問の中に「君の名前はなにか?」「そして、それはどういう意味か?」というものがあった。
そして、名前の意味を説明すると、、、
「ほら、彼女は日本人であるが、この場にいることが出来るのは、彼女が「あしょか」だからである。
私達はコイン(ルピーのお札以外にもコインを使って占いをしていた)を使っていたが、
そのように「あしょか」はずっとわれわれと一緒に違和感なくいたのだ。
(インドのコインにはすべて、アショカピラーという、アショカ王が建てた塔の絵がある)」
この説明をしたとき、ここの場にいたメンバーは「おお〜!」と感嘆が起こった。正直、みやぢも「おお〜」なんて、思ったりもしてしまった。
しかし、苗字についても聞かれたとき、「日本には厳島っていう島があって、神様の島なんだよ」とかなんとか意味を説明したらヨウムさんは
ヨウム「獅子(秘書の支配星の部屋)の子供はなんて鳴くのだ???
秘書「みや〜〜みや〜〜〜です」
ヨウム「そうだ。ここにはそのように彼女について書いてあるのだ。ふつうにみやじまとか言われても、僕達には理解できない。
だから、君の支配星に関連ずけて説明されているのだ!」

ほかにもいろいろと、このようなコイン・札・また、質問などからもっともな説明を延々としてきているヨウムさんをみて、
「ヌメノロジーの技術」の素晴らしさに気が付いてしまった。
彼は看板にも出しているように、占星術やヌメノロジー(数秘術)をものすごい計算でどんどん取り入れて途切れることなく
説明し続けるのである。

私は目の前でテレビに出るような素晴らしい「占星術の先生の技術」を見せていただき、ただただ、関心するばかりであった。
ヨウムさんは、私がどんな合計の数字を出そうとも、すばやく計算したであろう。
秘書じゃなくても、政治家本人のラグナの部屋、または、家族の部屋、なんでもいい。
そのようなものを結びつけて説明してしまうのだから、、、。

しかし、7時過ぎから始まり、途中、食事やお茶が出たりしたが、12時をまわってお開きになってきたような時
(私の誕生日、苗字、名前、ボーイフレンドの仕事(自営)などなどが分かってから)、ヨウムさんが言った。
「君の葉っぱも開いてあげるよ!来月だったらいいよ!」
と言う。しかし、私はもう、帰国する。
「飛行機のチケットを変えなさい。今、君はこのチャンスを逃すと自営をしているというリッチなボーイフレンドとの縁がなくなるよ!」
と言ってくるではないか!!!
「あの〜、ボーイフレンドは自営って、さっきもいいましたけど、<<リッチ>>ではありませんよ。貧乏です」
と、事実を伝えたら、
「君は<リッチな人と結婚したくないのかね!!!!>。きちんとアドバイスを聞いたほうがいい。
僕は今度の日曜日にチェンナイのオフィスに行くから、その時に来なさい」
と言ってくる。(今度の日曜か〜〜〜。時間が出来るんだったら行って見てもいいかな〜)なんて思ったので、スタッフさんに内緒話のように
「ところでさ、ヨウムさんに葉っぱ開いてもらうのっていくらなの?」と尋ねてみた。すると
「いくらだったらいい???」と言われる。え?この言い方って・・・。しかし、みやぢは普通の顔のまま
「そうね〜。よその館は1カンダムが1000rs(3000円)とかだから、、、。高くても3000rsまでかな???」と言うと、スタッフが、手を広げる・・・。
「え?1カンダム5000rs???高い〜」とみやぢが言うと、
「違う、5万ルピー(15万円)。君は人生を変えたいと思わないのかね!リッチ(金持ち)と結婚したいと思わないのかね!
幸せになりたくないのかね!」
私はこの時、(一例として)超有名大学卒業且超優良企業にお勤めのACTOWISHさんを思い出してしまったが、
「いや〜、別にお金要らないもん」

しかし、彼らの攻撃はしつこかった。もう、夜の1時を過ぎているというのに元気なのだ。
そして、みやぢに日曜日に来なさい、たったの5万ルピーだ!と言ってくる。
たしかに、最近のインドは外資系の人も入ってきて、お金持ちの人が増えている。
日本人よりもリッチな人が多いってこの前もニュースになった。
しかし、みやぢは貧乏さん。政治家さんへの鑑定を見ていてあまり納得できなかったし、最初は占星術からね!
と言っていたのに、途中にみやぢの名前などなど情報を得たためか、「葉っぱもOK」になったような感じだし、、、。

みやぢはなんとか、その場を逃げようと画策した。
ハワイ出身のとある人の絵画を見に行ったら絵画を、宝石を見に行ったら宝石を、オーラの色を見てもらったら、祈祷を、、、、
勧められて「絶対にいらないのに、帰してもらえなくて困っている」ような心境。どうやって抜けようか〜。
「ホテル取ってないから、そろそろ行きます〜」と言うと、
「ここでみんなで泊まればいいじゃん」って蚊の多い場所で大理石の床に寝転べ!
みたいなことをいうロシア語堪能の通訳のねーちゃん・・・。怖い。怖すぎる・・・・。
「いや〜、ちょっと日本に電話をしなきゃいけないんですよ〜」って言って、本当に電話をする。(日本って朝の4時近く・・・)。
一旦切ったあと、
「まだ、ちょっと打ち合わせもあって、電話しなきゃいけないんですよ〜。
なので、日曜日に行けるようだったら、明日にでも電話します〜」というと、
「電話なら、ここで電話すればいいじゃん。遠慮することなどないのよ〜」
って、、、、。ぜんぜん、逃がそうとしない。あーこわこわ。何時間、ここに拘束されようが、
絶対にみやぢは「OK」と言うことはない。
しかし、その拘束が苦痛なのだ。ティルワンナーマライのシヴァサミー系列のアガスティアの館にも付いてきてくれて、
葉っぱの「訳」が出来ないかどうか、、、って親切にしてくれてた人たちが、、、、。
壷・絵画・宝石・祈祷などを売ろうとして、なかなか帰さない人に変身していた。

そこへ日本から電話がきたので、
「すいません。電話なので、、、、。行けそうだったら明日、電話しますね〜」
と言って、ラッキーチャンスとばかり逃げた。
深夜2時も過ぎていたので、ホテルは無いかな〜って思ったけど、駐車場もあるみやぢの定宿に向かってもらった
(逃げ出発直前、ドライバーに通訳がホテルを紹介してたけど、そこはよさそうなホテルだが、朝「おはよう!」って来そうだったので、パス)。
一泊300rs。とにかく、脱出おめでとう!奈良嶋嬢いわく
「あの占星術師はインドでもナンバーワンの部類の人だよ!」
とのことだったので、その人の技法などなどを目に出来ただけでもよかったように思う。正直言うと、あの計算力は、、、。
みやぢでも脱帽でした。
あれほど、計算が速いから、テレビにも出るような占星術師になれるんだろう。感動ものでした!


ティルワンナーマライからティルティ(ティルチラッパリ)へ。

道中、今回の同行者(スナフキンさん)の写真を取りながら移動。夜7時ごろ、ご紹介いただいたティルティの某・寺のお坊さんに会う。
そして、明日のホーマを含む、いろいろなお願いをした。

この夜はシヴァラトリーだった。
ホテルの真裏の空き地でお祭り。夜通しカラオケのように歌え、踊れ、説法だ!と、延々とやっている。道路側のほうの部屋のほうが、うるさいよ!って言われたのであるが、この日に限っては道路側のほうが絶対に静かじゃん!大失敗。蚊が多いティルティってこともあり、寝ることが出来なかった・・・。