アガスティアの葉を検証する旅 2007/2/17

朝、お坊さんの家へ向かう。そして、とある名目でのホーマの打ち合わせを行う。
すると、お友達も来ていて、その中にコインバトール在住のナディリーダーもいた。
数日前にいたコインバトールでは、会っていないナディリーダー。向こうから来てくれるなんて、みやぢは運がよい。
すかさず、葉を見せる。しかし、Hの番号を持つ、ヨーガの葉以外、読めなかった。

1・何も書いてないから読めない
2・適当にナディリーダーが急いで書いたので、書いたナディリーダーしか読めない。

のであろうか????

その後、このお坊さんたちと共にホーマ。
10000RSの内訳を聞いたら、ほとんどが、お坊さん達の手数料で実質のホーマでかかる費用は2000rsぐらいであった。
10000rsのホーマ!って言ったのに、、、。
あやうく、ダブルでお坊さん手数料を払うところであった。

ホーマ後、このお坊さんの占星学の先生でもある、友達のナディリーダーでもある人を紹介してもらった。
お寺から10kmぐらい?北上したところでど田舎なのか携帯電波が入らないところであった。道中、お坊さんは
「ホーマを行う前にも何度も、連絡をしたんだよ、でも、つながらなかった。しかし、ホーマ後に、連絡がやっと取れたんだよ。不思議だね〜」
というようなことを言った。?????。確か、ホーマ前に連絡がつながってるようなことって、言わなかったっけ???。
みやぢの首はちょっと傾いてしまった。

そして、お坊さんの占星学の先生の家に着き、いわゆるオレンジ色の修行服を来て、白ひげを蓄えた、仙人風な占星術師を見ると、
お坊さんは「ナマスカール」をしていた。そんなにすごい先生なんだろうか???。ちょっと期待をしてしまった。みやぢも
「ナマステー。」
とか言いながら、挨拶。「おっ!君はインドの言葉がしゃべれるのかね?」なんていわれるからゼスチャーを交えながら
「コンジャンコンジャン。」と返してみた。ここはタミルナードゥ州だから、タミル語がメイン。
みやぢはカンナダ語のほうが気持ちしゃべれるのだけど、、、。ほんの、気持ち〜ね〜。

そして、占星術を行う部屋に通され、葉を見せ、読んでほしい旨を伝えた。すると、この占星術師兼ナディリーダーは突然言った。
「ここに僕の名前が書いてある!ほら、見るのだ。ダーモと、僕の幼少時のあだ名があるのだ!」
そういって、私を連れてきたお坊さんにも見せて確認を取らせた。今の今まで、どのナディリーダーも読むことが出来なかったのに、
突然、この幼少名「ダーモ」が自分の名前がある!と、占星術師自身の名前を読んだのだ!!!
タンジャブールの47年も延々と葉を読んでいる先生でも苦労してたのに・・・・。
しかしみやぢは期待して
「で?なんて書いてあるんです???」
尋ねてみた。すると、

Aの葉について・・・。
「みやぢがエドマライ(火の山・ティルワンナーマライ)にてプージャをしてから、ここに来た。」とある。
Eの葉について・・・。
「シャンティホーマについて書いてある。」
Fの葉について・・・
「ヨガやメディテーション、プラーナヨーガについて書いてある。」
Hの葉について・・・。
「今日の朝、行ったホーマについて書いてある。東の国(日本)からやってきた女子(みやぢ)が、ここに来た!と書いてある」

と言い出した。タンジャブールで47年も延々と研究して来た先生が読めないのに、この「ダーモ」はいとも簡単に内容をしゃべる。
しか〜〜〜し!タミル語が読めるほとんどの人が読めるHのヨーガの葉でも、まったく違うことを言ったので、、、、。うそばればれ!
おまけに、私は、すでに、この葉を渡したナディリーダーが読み上げた内容を知っていた
(その内容が正しいかどうか、本当に書いてあったのかどうかは、知らないから、確認しているのであるが、、、)。

1・ダーモはきちんと、葉を読んでいるのであるが、葉を渡したナディリーダーが、以前、読み上げた時に、
葉に書いてあった内容をきちんと読み上げていない。
2・「ダーモ」が書いてある内容を読まずに適当にしゃべっている。
3・葉を渡したナディリーダーも、ダーモも適当に読み上げた。

これらのことが想像できた。

ダーモはまず、Aの葉を読み上げたのであるが、内容は
「みやぢがエドマライ(火の山・ティルワンナーマライ)にてプージャをしてから、ここに来た。そして、今朝、行ったホーマについて書いてある。
このホーマを行ったから、このような縁で葉が読める。黒い人と来るってあるね!(肌の色を指しながら、この黒い人とは、お坊さんの事だよ。説明)。
皆に、鼻呼吸の確認をさせながら、パワーの使い方をチェック。集まっているメンバーが右側だか、左側だかをメインで使っている!という。
そして、この葉を書いた人は「今、この時(17日の午後3時ごろ)」、この葉を読み上げる。
(ことまで、書いているよ!と、時計を見せる。「いかにも今、この時」というのはきめ台詞のよう)
ハーブのホーマを行ったりするのがいいよ!みやぢにおいては、やりたいことは何でも出来るよ。
しかし、そのためには、ヤントラとかマントラをしたほうがいい。それは、スリランガムのお寺でやりなさい(とのことだ)。」
などなど、なんだか、おかしな方向(プージャ関連)へ向かっていった。
だって、このAの葉は、プージャについては何も書いていないことになっているのだ。とどめには
「この僕「ダーモ」をガイドにして、「この葉の持ち主」、そして、私(みやぢ)を連れてきた、「スリランガムのお坊さん」と3人で、
ホーマを行うほうがよいでしょう!ホーマはスリランガムのお寺を含め、かなりな日数がかかるような内容」であった。

実は、みやぢは聞いていた。タミル語であるから、完璧に理解などは出来てはいないであろうが、
「葉に書いてあったシャンティプログラムをきっちり行う・・・」

このお坊さんが知っているように、もし、葉に書いてあったシャンティプログラムをきっちり行うことを元に、
適当に葉を読み上げていたのであれば、目的は一つ。

「シャンティをさせて、「ダーモ」や「お坊さん」たちが、ガイド費などのお礼を貰う事である。」

そして、Aの葉でかなりのシャンティー(お寺参り)などの内容を読み上げた後、「ダーモ」はさらに読み上げた。
「これらのシャンティをやった後、残りの葉が読めるようになる!」

みやぢには苦笑いしか起こらなかった。彼らを見ているだけで、お金ほしいよ〜エネルギーが襲ってくるのだ!疲れてくる。
適正な事を言っていればこちらも納得するけれども、すっごい適当にやっているのだ!。
目の前でどんどん、適当に内容が作られ読み上げられる瞬間が見れただけでも、よかったのかもしれないが、、、。
ひどい!ひどすぎる!ひどすぎて、、、、笑える!みやぢはげっそりしてしまった。
あまりにも、ひどくてせこいナディリーダーとお坊さんたちには参りました。

ここでも葉が読める人に出会えるという収穫はなかった(違う収穫はあったが)。

お坊さんを家に送る。いろいろと話してなんとか出る。は〜、終わった。7時頃、ホテルに戻る。