菜食中心の食事に変えていくと・・・
人の消化酵素では消化されない食物繊維・植物細胞壁成分(セルロース)を多く取ることにもなり、お通じも良くなります。便通が良くなると便の腸内滞留時間が短くなり、悪玉菌や発ガン物質が速やかに排泄されるため、直腸ガンの予防に役立ちます。食物繊維の摂取量が高くなるほど、大腸がんの相対的リスクも減少するそうです。また体内の余分な胆汁酸や、余分なコレステロール・脂肪を吸収・排泄し、虚血性心疾患やガン、糖尿病を防ぐ効果もみられるそうです。
食材の微妙で深い味わいや香りを、今まで以上に敏感に感じとれるようになり、徐々に食材の自然な味を重視するようになり、塩分の取りすぎが減ってきます。
便の臭いや体臭も明らかに少なくなります。
植物性食品には有用成分が豊富で、生活習慣病(糖尿病、脳卒中、心臓病、高血圧、肥満、高脂血症)にかかりにくくなります。 植物性食品は飽和脂肪酸が少なく、ファイトケミカル(β-カロテンやカテキン、ポリフェノール、フラボノイドが有名でその種類は数千種に及ぶ)や食物繊維といった健康維持に役立つ成分が豊富に含まれています。

人間の身体に入っても同じ働きをします。ファイトケミカルはビタミンやミネラルとは異なる、潜在的な生物活性を持った物質で、主に抗酸化作用を持ち、身体の酸化を防ぐ役割をします。酸化は細胞の老化や様々な疾患の原因となります。動脈硬化なども、酸化されたLDLコレステロールが原因です。ファイトケミカルはさらに抗ガン作用・抗菌・坑ウイルス効果も持ちます。
ファイトケミカルはさらに抗ガン作用・抗菌・坑ウイルス効果も持ちます。ニンジンなどの野菜に含まれるカロチノイド(赤や黄色の色素)の抗ガン作用はよく知られています。大豆に含まれるイソフラボンやキャベツ、ブロッコリーなどに含まれるインドールなどもガンを抑えます。サポニン、ポリフェノールなどは心臓病の予防効果をもちます。

このような理由により、菜食を心がける人もいます。余談ですが、改めて自分でこのような表を作ってみると、菜食っていいかも!と思いました。